睡眠障害に対する高濃度炭酸泉の足浴と頭皮へのはり治療

ストレスの多い社会のせいもあるのでしょうか、首肩凝りの治療でご来室される患者様の中には、睡眠の悩みを抱えているケースが少なくありません。眠りが浅くて寝た気がしない、寝たはずなのに日中眠くなる、熟睡出来ないせいで勉強や仕事に集中出来ない、夜何度も目が覚める、なかなか寝付けないなどという声をよく聞きます。

当治療室では、高濃度炭酸泉の足浴と頭皮へのはりを組み合わせて治療しています。

この併用治療で睡眠障害が改善される患者様が多く、治療後はよく眠れる、朝までぐっすりだった、治療後しばらくは夜中に起きなかったなどの喜びの声をいただきます。

高濃度炭酸泉は足浴だけでも深部体温を上げます。深部体温は睡眠と密接に関係しています。以前高濃度炭酸泉を研究していた際にも、高濃度炭酸泉に入浴した日はよく眠れたと答えた方が多かったです。

また頭は全身の中枢であり、身体の司令塔である脳に直接働きかけるため、頭へのはりは効果的です。特に睡眠については頭皮へのはり刺激により、副交感神経が優位になり睡眠中枢にも働きかけます。

当治療室にいらしている患者様（50代の男性）より、治療した翌週の睡眠は深い睡眠が増えていたとのことで腕時計形式で睡眠の計測できるアプリから一部データをいただきました。

データ上では分かりにくいかもしれませんが、患者様ご本人は治療後に熟睡が出来て満足感を得られたそうです。

左の画像が治療前、右が治療後の週です。4/28に治療をしています。

薄いブルーが浅い睡眠、濃いブルーが深い睡眠、ピンクが起きている時間になります。