アロマトリートメント

お顔へのアロマトリートメントアロマテラピーという言葉はフランスの化学者ガットフォセが実験中に火傷を負った際、ラベンダーの精油(エッセンシャルオイル)を用いてその効能を自ら体験したことから、この植物療法をアロマテラピーと命名したことが始まりです。

アロマトリートメントとは、植物性のオイル(ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなど)に精油(エッセンシャルオイルとも呼び、植物の花、葉、果皮などから抽出した天然素材)を混ぜたオイルを身体に塗布し、手技を用いて生体の恒常性や健康を増進させます。

精油は心と身体にさまざまな作用をもたらします。主な作用は以下の通りです。

鎮静作用 神経系を鎮静し、心と身体の働きをリラックスさせる作用。また鎮静作用は眠気を催す「催眠作用」につながることもあります。
消化・食欲増進作用 胃腸の消化活動を高めたり、食欲を増進する作用です。
ホルモン調節作用 ホルモンの分泌を調整する作用です。
免疫賦活作用 免疫の働きを強め、活性化する作用です。
殺菌作用 バクテリアなどの菌を殺す作用です。
抗菌作用 細菌の増殖を抑える作用です。

その他にも様々な作用があります。

「眞癒はりきゅう治療室」のアロマテラピートリートメントは、ホリスティック(心身とも総合的に)に診ていくために東洋医学とアロマテラピーを融合させております。患者様を東洋医学的に分析し、症状を起こしている根本原因を探り、中医学的な証を立て(患者様がどのような状態にあるのか、またどのような体質なのかなどを決定し治療方針を決めること)その証に合った精油を主に用いてトリートメントを行っていきます。英国では東洋医学的診断に基づいたクリニカルアロマセラピーの実践と精油の科学的側面とを統合させています。

また、「眞癒はりきゅう治療室」では、アロマセラピストの講師としての確かな経験を生かし、ツボや経絡をとらえた鍼灸師ならではのトリートメントを実践しております。

治療例の一例をご紹介しますと、長年入眠が難しかった患者様に、はり・きゅう治療とアロマトリートメントを組み合わせて治療し、さらに毎晩就寝前にその患者様に証に合った精油をツボに塗布して寝るようにしてもらったところ、寝つきがよくなったという喜びの声をいただいたこともあります。

お身体へのアロマトリートメントまた「眞癒はりきゅう治療室」では、アロマオイルを高齢者向けにブレンドし、介護リハビリセラピーの講師経験を生かした高齢者向けの優しいトリートメント(介護トリートメント)のメニューもご用意しております。

高齢者が抱えている症状である足のむくみ、関節痛、肩こり、筋肉疲労、麻痺の後遺症、認知症などに対応したトリートメントです。是非お試しください。

*介護リハビリセラピー:多くの高齢者が抱えているさまざまな体の痛みや不調、ストレス等に対し、ビタミンオイルを使用して関節や筋肉に直接栄養を与えながら、体が本来持っている機能を回復させる施術方法です。

「眞癒はりきゅう治療室」に設置しております高濃度炭酸泉の足浴は、高齢者に多い睡眠障害、食欲不振、冷え症などにも効果があると考えられますことより、はり・きゅう治療とアロマトリートメント、さらに高濃度炭酸泉の足浴の組合せにより、さらなる相乗効果が期待できます。